寄稿 〜緊急発報(ブザー)システム(作:姫野さん)〜

緊急発報(ブザー)システム

緊急発報(ブザー)システム(作:姫野さん)

 緊急事態(火災・怪我・脳卒中など)が発生した場合、家族などに知らせするシステムです。
 機器は、本体装置と遠隔装置で構成し、何れからも発報 ON と停止 OFF(reset)ができるものです。
 ブザーは、70ホンの強力な鳴動で発報されます。
 今回、浴室に遠隔装置を増設しました。

 A)設計要項
 (1)電気部品は、金属ケースに組み込む。
 (2)電源入力は、A.C100Vとする。
 (3)システム回路方式は、リレー接点R1による自己保持回路と
    する。
     押しボタン ON の接点は、A コンタクト(跳ね返り)
                          論理:OR
     押しボタン OFF の接点は、 B コンタクト(跳ね返り)
 (4)ブザー鳴動停止は、OFF(リセット)ボタン押下による。
 (5)パイロットランプにより、READY状態を表示する。

B) 取り付け工事
 (1)遠隔装置の設置場所例 : トイレの中の壁 
                 : 今回、浴室に増設
 (2)本体装置の設置場所  : 室内適宜場所

C) 装置外観(画像参照)
   本体装置 ・ 遠隔装置

D) 方式図(参照)
   現在正常に稼働状態に入っている。

E) 配線工事は電気工事士の免許が必要
    
                  以上

本体装置
遠隔装置(トイレ)
遠隔装置(浴室) 今回浴室にも遠隔装置を増設した。
浴室の全体

システム方式図
  (ここをクリックするとシステム方式図が大きくなります。

                    姫野富雄 

姫野さんから、次のコメントを頂いた。
 現在、遠隔装置をトイレに設置しているが、発報用 A コンタクトプッシュボタンの回路は、論理ORですので拡張性をもたせています。
 遠隔装置(リモート)をどことどこに設置するかは、配線のことも考えて考慮すべきです。
 発報(ON)のみでパイロットランプとリセット(OFF)を省略しても屋内配線は、大変ですね。

 無線方式は、確かにすぐれものなると思いますが費用が高くかかり実施は、ちょっと待ったです。

ご参考に無線方式は、下記の構成になります。

  携帯型送信機--→異常受信・送信機
   (ON)       ↓ 
         受信機(出力コンタクトA接点完成)
                    ↓
         緊急発報システム本体のOR回路に接続

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