寄稿 〜矢野さんのニュージランドで1人トレッキングの旅-2〜

矢野さんのニュージランドで1人トレッキングの旅-2

Tongariro Crossing (200.2.13)

2月11日(月)

 朝 InterCity のバスが迎えに来て、7時5分に Queenstown YHA を出発し予定通り7時30分に Queenstown のショッピングセンターの前からバスは出発した。Omarama、Lake Pukaki の Mount Cook の View Point でそれぞれ小休止後、Lake Tekapo で昼食のために40分程休み、Geraldine で小休止後15時10分に Christchurch に 到着した。早速ビジターセンターに行き、Picton Lodge(バックパッカーでNZ$18)とAucklandの Aspen Lodge(B$BでNZ$50)を予約した。担当のダイアナ・ロス(何処かで聞いた名前)さんは1月27日(日)に Christchurch に到着した際にも世話になった人で小風呂敷をお礼に進呈した。16時45分発のバスは大幅に遅れ、17時35分に出発。後でこれが禍根を残すことになる。19時10分 Cheviot、20時25分 Kaikour aと小休止し Picton には結局22時30分に到着した。早速 Picton Lodge に行くと入口が閉まっている。中の客に開けてもらい入るとレセプションは22時に終了している。1号室の男性客が親切に管理人を探してくれた。結局見付からず電話をしても出ないので、リビングのソファーで寝ることにする。Christchurch で購入したビーフカレーの缶詰とレトルト米を温め遅い夕食を誰もいなくなったダイニングでとる。リビングでは遅くまで宿泊客がテレビを見ており、結局2時近くまで寝られなかった。

Picton Lodge Picton Lodge Living
Picton Interislander Terminal Interislander の Continental Breakfast

2月12日(火)

 4時過ぎに起床、晴。朝食はフェリーで食べるつもりで紅茶だけ飲んで4時半過ぎに Lodge を出る。フェリーのターミナルまでは歩いて10分ほど、昨夜待合室で仮泊したグループは未だ寝ている。窓口でチェックインして予約したチケットをプラスティックの乗船券に替えてもらう。トランクを預けようとしたが未だ受付カウンターが開いていない。5時28分、フェリーは未だ夜の明けない Picton の桟橋を出航する。早速レストランに出掛けるが7時からで開いていない。朝食はNZ$12でものすごいボリューム、ヨーグルト、ジュースで計NZ$17.50掛かった。しかし、ニュージーランドに来てまともな朝食をとるのははじめてである。南北両島間の距離はクック海峡を挟んで数十キロなのに Picton の港は入り江の奥深くにあり Wellington も結構奥にあるので、フェリーは3時間掛かる。次第に夜が明けてくると周りの陸地も見えてくる。Wellington が近くなってきた所で高速艇の The Lynx が北島に向って疾走して行くのに出合う。Wellington の港には8時35分に着いた。これでは8時45分発の列車 Overlander には当然間に合わない。9時5分に Wellington Interislander Terminal の前から InterCity のバスで出発する。11時12分に Bulls で11時32分発のバスに乗り換える。Wanganui で小休止、Raetihi で昼食のために30分ほど休憩し、14時45分に National ParkのInterCity のバス停に到着する。
The Interislander Wellington の港と街並み
 National Park の廃業した
カフェーのテラスで
Whakapapa Village Skotel Alpine Resort

  何もない田舎町で9時5分に Wellington Interislander Terminal の前から InterCity のバスで出発する。11時12分に Bulls で11時32分発のバスに乗り換える。Wanganui で小休止、Raetihi で昼食のために30分ほど休憩し、14時45分に National Park の InterCity のバス停に到着する。何もない田舎町でバックパッカーの宿は何軒かあるようであるが、コンビニもカフェーもない。雨が少し降ってきているので、バス停の前の廃業したカフェーのテラスに入る。電話ボックスとトイレだけはカフェーの前後にある。客を出迎えにきたバックパッカーの女性が、 Whakapapa Village に行くシャトルバスは16時45分までないのでロッジに来て休むかと聞かれたが、荷物が重いのでここで待つと話す。とりあえず電話で Scotel Alpine Resort に予約の確認をしシャトルバスを予約してもらう。 16時46分、女性ドライバーの運転する Alpine ScenicTours のオンボロバスで National Park を出発する。料金はNZ$10。乗客は列車の駅から乗車したと思われる 人だけ。バスは R47 の坂道を喘ぎながら登って行く。途中から R48 に右折しゴルフ場を持つ Whakapapa の豪華ホテル Grand Chateau Tongariro の前を通り右折して17時5分に SkotelAlpine Resort の前に到着した。Skotelは Whakapapa ではGrand Chateau Tongariroに次ぐホテルで、夏季は冬季より料金は安く、バス付のデラックスルームが NZ$125、シャワー付のスタンダードルームが NZ$105との連絡を受けていた。「地球の歩き方」の読者は 10%割引とのことが書いてあったので交渉すると NZ$105にしてくれた。レセプションは人手不足のせいかあまりサービスはよくないが、レストラン、バーなどの従業員は皆親切で明るい人達である。部屋は東の角でかなり広くキングサイズのベッドが中央にあり、バスルームはシャワー付、清潔で広かった。 Te AnauのQuality Hotel 以来久し振りに風呂にゆったりと浸かった。その日の夕食は Grand ChateauTongariro のカフェーPihanga に出掛け、ビールとビーフハンバーガーをとった。

2月13日(水)

 朝6時30分起床、天候は曇である。Mt.Ruapehu方面は雲の中で全く見えない。これでは Mt. Ruapehu への登山は駄目かと諦める。それでは Tongariro Crossinng のトレッキングにでもと思い Skotel を7時50分に出発すると、丁度8時発のシャトルバスが Grand Chateau Tongariro の前を走り去ったところであった。しかし、ビジターセンターの前には沢山のトレッカーが待っており、聞くと 8時30分にバスが出ると言う。早速チケットをキャンプ場入り口の店に買いに行き、ついでに昼食用のマッフィン、ケーキなども購入する。やはり Mt. Ruapehu はスキー場のチェアリフトが動いておらず登れないことが分った。先程出て行ったバスが 8時半過ぎに戻ってくると、運転手はこのシャトルバスは使えないので他のバスを持ってくると言う。また、シャトルバスのチケットは使用できないとのことで、先程の店に払い戻しに行った。バスが来ると何と「ガイド・ウォークテ・カレハナ・ツアーズ、トンガリロ世界遺産国立公園」と日本語で書かれた名刺大のチケットをくれる。 Whakapapa-Mangatepopo、Ketetahi-Whakapapa NZ$15は変わらない。8時55分に出発する。ここで Skotel の食堂で一緒だったイタリア人でローマに住んでいると言う Francesco LaSala さんに再会し一緒に歩くことにした。 後で聞くと年は46才、独身でローマの Informatica という会社のシニアコンサルタントであることが分った。
Tongariro Crossing Trekkers Tongariro Hike Bus
Tongariro Crossing Entrance Tongariro Crossing Trail Francesco
La Sala

 バスは年代物で登り坂が大変である。9時15分に Mangatepopo の駐車場に着いた。雨が降ってきている。屋根だけの小屋がありそこで身支度を整え 9時20分に出発する。道はゆるく溶岩原を登って行く。雨は大した ことはないが風はかなりある。 野外学習の高校生達が溶岩の観察をしている。天気予報の通り西の方面は晴れているが、 Tongariro の一帯は雲に覆われている。炭酸を含む小さな滝の SodaSprings に10時25分に到着する。 1時間半のところを約1時間で登ってきた。ここで写真を撮り10 時35分に出発すると直ぐに稜線への登りとなる。結構急な登りで風が強い。 Francesco は先行しているが、自分のペースを守る。 11時25分にガスの濃い稜線にでる。 South Crater である。風は益々強くなる。天気予報では、時には30km/h以上とあった。Red Crater への登りの途中で引返してきたフランス人のグループに会う。強風で危険なこととガスで何も見えないために戻ったとのこと。 12時20分ガスの中に Emerald Lake を発見する。写真は、野外学習の高校生達 。  
 
 岩陰で他の数人のトレッカー達と強風を避ける。時には歩けないほどの強さで吹き、体を低くして避ける。トレールには所々にポールが立てられており、ガスの中でも見えている限り問題はない。 Crater 近くの稜線では風は一層強く吹き上げてくる。道はゆるい下り坂となり Ketetahi に近付いている。Auckland の高校生達に会う。Ketetahi Hut が見えてきたが、道は尾根の斜面をジグザグに下って行く。13時35分、小屋に到着する。雨は未だ残っており風も相変らず強い。この小屋は 22バンクの小さな小屋で中は満員、入口右手の洗面所の所で休憩する。紅茶を飲みマッフィンを食べる。北の方が晴れてきて Lake Rotoaira とその向こうに大きなLake Taupo 見える。14時に小屋を出発する。下りとなり、途中の沢では噴煙が上がっており、沢の水が温かい。「個人の所有地」の表示板がある。振り返ると Tongariro方面は相変らず濃い雲の中、時々小雨が降ってくる。沢を先程の高校生の 1団がゆっくりと歩いてくる。1人の女生徒が膝を傷めたのか先生に支えられて歩いてくるので、トレッキングポールを下まで貸してあげることにする。どんどん下ると道は森の中に入る。鳥の鳴き声は聞こえないが、蝉の鳴き声が聞こえ出す。右手の沢の水は硫黄分のせいか灰色に濁って おり「飲用不可」との表示がある。
岩陰で風を避ける
トレッカー達
Mt. Tongariro への分岐点 Ketetahi Hut
Lake Rotoaira と Lake Taupo Tongariro Crossing Exit

 15時35分に Ketitahi Road End に到着する。大勢のトレッカーが迎えのバスを待っている。風は相変らず強いが、稜線に較べれば大したことはない。その内にトレッキングポールを貸してあげた高校生の 1団が降りてきて皆私に挨拶をし礼を述べていった。Taupo 、Turangi 方面からのトレッカーも多い。バスは 17時前に来る。17時に出発、ダートから R46 に出て左折し R47 に入る。R48 に左折し17時35分に Skotel に到着する。その夜は Francesco La Sala さんとホテルのレストランで夕食を一緒にとった。イタリアの話、仕事の話などで11 時過ぎまで話が弾んだ。明日は愈々最後の訪問地 Auckland に出掛ける日である。National Park へのシャトルバスは12時15分出発なので、今夜は久し振りにゆっくりと休めそうである。

トレッキングを終えて
Francesco と
Francesco La Sala さん


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