OSのXPをVistaにかえた
今、私が使用しているパソコンの OS は、WindowsXP Home Edition である。メモリは、256MB だったが、途中から 1GB に増設した。今後も XP を継続して使っていこうと思っていた。しかし、Vista が普及してきて、遅れを感じるようになってきた。 Vista 搭載パソコンを購入することも考えたが、今更十数万円も出して買う気にもなれない。そこで、今使用しているパソコンを Vista にアップグレードすることを試みた。
推奨システム条件
Vista を導入するためのシステムの推条件は、次のとおりである。
CPU | 1GHz以上の32ビット(x86)または64ビット(x64)プロセッサ |
メモリ | 512MBのメモリ |
ハードディスク ドライブ |
少なくとも15GBの空き容量のある20GBハードディスク ドライブ |
グラフィックフ アクセラレール |
DirectX 9 対応のグラフィックと 32MBのグラフィック メモリ |
光ディスク ドライブ |
DVD-ROMドライブ |
先ずは、Vistaに移行可能かチェックをする
今、使用しているパソコンが上記の推奨条件のうち、CPU とメモリが条件を満たしているので、Vistaにアップグレードできるかをチェックした。
1.チェック用ソフトをインストールする
チェック用ソフトは、「Widows Vista Upgrade Advisor」で、下記URLからダウンロードできる。
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/
windowsvista/buyorupgrade/upgradeadvisor.mspx
上記のURLを実行すると、下記のページが表示されるので、「Windows Vista Upgrade Advisor のダウンロード」のリンクをクリックして、
ファイルをダウンロードして、インストールする。
2.チェック用ソフトを実行する
インストールすると、デスクトップにアイコンが生成されるので、そのアイコンを実行する。 チェックにしばらく時間がかかる。 そして、チェック結果が下の画面のように表示される。「システムをスキャンした結果、最適なエディションは Windows Vista Home Basic です。」そして、ハードウェアやアプリケーション」の不具合も知らせてくる。
バーチャルマシンでインストールする
チェック用ソフトの実行結果、「Vista Home Basic」が動作することが分かったので、「Vista Home Basic」のDVD-ROM を購入した。 一気にアップグレードを行うのを止めて、バーチャルマシンでインストールした。 一応「Vista Home Basic」が立ち上がり、 「スタート」から「コンピュータ」や「コントロールパネル」などの動作を確認することができた。
アップグレードを実行する
バーチャルマシンで、「Vista Home Basic」の一部の操作が確認できた。また、チェック用ソフトの結果から あるアプリケーションに不具合がでる恐れがあるが、 OS を動作させるためのデバイス関係に不具合がない。そこで、思い切ってアップグレードを実行した。
1.デスクトップの個人用設定あたりで先に進まない
アップグレードの処理時間は約3時間はかかる。処理は、順調に進み最後のあたりで、なかなか先に進んでくれない。 ハングアップ状態になったのか?
2.タスクを終了させるを試みる
なかなか終わらない、眠くなってくる。よっぽど強制的に電源を切断するか。と思ったが、ここまできて、 また一からやり直すのもしゃくだと思って、 一応「Ctrl」+「Alt」キーを押して、「Deleter」キーを押してみた、すると Vista の画面で 「このコンピュータのロック」〜「タスクマネージャの起動」がでてきた。そく「タスクマネージャの起動」をクリックして 「アプリケーション」 タブをクリックして、今動作しているアブリケーションを選択して、「タスクの終了」をクリックした。 タスクが終了したことを確認して、「シャットダウン」して寝た。
3.Vistaが立ち上がった
昨日、アップグレード作業を途中で打ち切ったので、今朝パソコンの状態がどうなるか覚悟をきめて、電源を投入した。 すると、昨日作業を途中で打ち切ったところから動作が始まった。ラッキーと一人喜んだ。すべての処理が終わり「Vista Home Basic」は立ち上がった。
約80%はそのまま使用できる
作業の途中、今使用しているファイアウォールはアンロードしてください。ウイルスソフトはアンロートして Vista が立ち上がった後、 インストールし直してください。などなど、指示が出てくる。言われるままに操作するしかない。だが、アップグレードは、XPの状態をそのまま Vista に移行してくれるので、Vista になっても設定し直すことがなくほとんどが使用できる。強いて言うならば、「Mozilla Thunderbird」のメッセージの保存先が、 頭に「c:」が付けられているぐらいである。
プリンタを接続したらエラーがでる
一応、いつも使うソフトが使えるので、USB接続のプリンタを接続した。すると下記のエラーが出た。
*** STOP: 0x0000008E
(0xC0000005,0x767E83C6,0x8FDDBD44,0x00000000)
プリンタの電源を切断すればパソコンは使える。どうすればいい迷った上、Microsoft e-Support Japan にメールを出した。すると、エラーの原因は、
「CPU が無効な命令を実行しようとした際に発生する可能性が考えられる。」とのことで、いろいろと指示を頂いた。が、なかなか前進しない。
思い切ってクリーンインストールを実行した
Microsoft e-Support Japan からは、1週間単位のメールのようだ。次のメールが来るまで何もすることができない。
なんとなく、Microsoft のサービスをながめていたら、やたらとサービス停止が目に付いた。停止しているサービスを復元しようとしても復旧しない。
この変が影響しているのではないかと思った。
今更、XPに戻るのもシャクだと思い、次の条件が叶っているので思い切ってVista をクリーンインストールにすることにした。
- Vista にアップグレードした際、上記のエラーだけで、私が常に使用しているソフトは動作している。
- C:ドライブはOSと一部のアプリケーションだけで、データ部は、すべてC:ドライブ以外のドライブにある。
結果は、思ったとおりうまくいった。私が使っているデバイスは、すべて接続できた。今は、すぐ必要なアプリケーションをインストールしている。なんだが嬉しくなってきた。
結論
Vista 移行が可能かをチェックをして、OK が出たからといって、そくアップグレードをしないほうがいい。先ずは、もしのことがあるといけないので、必要なデータは他の媒体に保存するべきです。私は、「デスクトップ」、「お気に入り」、「メールの保存先」、「インターネットの保存先」、「ドキュメントの保存先」、はすべて「C:」以外のドライブに格納しています。そのたデータも同様です。保存先の変更の仕方は、こちらを参照してください。
それから、マイクロソフトのサービスはすべて元に戻したほうがいいかもしれません。
以上2つを実施した後、アップグレードをしましょう。クリーンインストール版DVD-R よりアップグレード版DVD-R が 安く購入できます。