橋本さんのアメリカドライブ旅行(その1)
2006年アメリカドライブ旅行
その1(コロラド州、ニューメキシコ州)
アメリカ大陸のドライブ旅行は今回で5回目、今回の目的は以下の三つ。
@ ロッキー山脈国立公園でアスペンの黄葉を見て、舗装道路として世界一 の高地(標高3713m)のドライブ
A オールドルート66でまだ走破していない米国中央部のドライブ
B アメリカ音楽の聖地、メンフィスとナッシュビルでライヴに浸る
ドライブルートはコロラド州から始まり、ニューメキシコ州、テキサス州、オクラホマ州 、アーカンソー州、そして最後にテネシー州を目指す。
そしておまけのコンセプトとして、どうせ今回の訪問地域では美味しい食事にありつけない(米国で旅行者が良いレストランを見つけるのは至難の技?)と思われるのでコストーセーブも兼ねて食事にはお金を掛けない様にした。
今回、AA(アメリカン航空)を利用、ダラスフォートワース空港はAAのハブ空港、広大な空港ビル間はスカイリンクというモノレールで連絡、違うビルなのにトランジット時間は1時間、デンバー行きに飛び乗ったときはフライト時刻を過ぎていた!
今回の旅行ルートを Map に記入した。
(Mapの中の数字は宿泊した日付)
1日目 10月3日(火)晴 『成田 → ダラス → デンバー → エステスパーク』 走行距離[83.5Miles] |
☆さあドライブ開始、今日は距離少なくマイルハイシティの
デンバーは快晴☆
ダラスを経てデンバー空港到着、レンタカーはいつもハーツ、今回もそうだが希望ランクより上級車種が提供された。青色のポンティアックグランプリ(V6の3.8L)だった。ハーツのレンタカーは以前はフォード中心だったがGM中心になったみたい。ヨシ(家内)はいつものマスタングより大きいので嫌がったがしょうがない。今回、初めてネバーロスト(カーナビ:日本語音声も対応)を付けたのでダウンタウンのホテルでも容易に探せることを期待しつつ出発した。ハンドルは重いが安定感はありそう。運手開始当初はいつも通りの安全運転励行、右折小回り、左折大回りの基本原則で走る。
ボウルダーに向かう道は空港からPena Blvdへ、デンバーのダウンタウンを迂回、IS70West→IS270West、更にUS36経由で1時間程走る。割合空いている道でボウルダー(Boulder)に到着。ボウルダーへはAAA事務所に行くために立寄った。ネバーロストはピンポイントでAAAの入居ビル前を指摘した。日本のファジーな?カーナビとは違うみたい?
AAA事務所ではJAF会員証を見せ、これから訪れるテキサス、オクラハマ州他のツアーブック、地図を貰ったが無料なのが少し嬉しい。
真夏のような陽射しの学園都市のボウルダーからUS36を西に走ると山道になってきて道も狭くなった。
小高い丘から眼下に湖が見え、湖の右手前に小さな町が見える。ここがロッキー山脈国立公園の東入口にもなるエステスパーク(Estes Park)である。
ニュージーランドのクイーンズタウン似のリゾートらしい雰囲気だ。

エステスパークとロッキー山脈
予約してあったベストウェスタンシルバー・サドルにチェックイン。
このモテルは田舎町らしく、おとなしそうなお姉さんが対応、後ろには実直そうなおじさんがにこやかに控えていた。
大きな部屋に安堵して早速、成田からの長旅の汗と睡眠不足解消のため入浴、仮眠。さっぱりしてから車でダウンタウン(ほんの僅かの街並だが)へ、セーフウェイでこれから必須になるミネラルウオータを仕入れ、その後これと言った店が見つからず山小屋風のレストランで食事、窓際には矢張り、というべきか? 窓際の壁には大きく突き出した鹿等の剥製がある。ハンバーガーとフィッシュアンドチップスをツマミに呑んだバドワイザーが疲れを癒した。

ロッキー山脈を望むエステスパークと今回の相棒:
ポンティアックグランプリ
(データ) ◎デンバー空港ハーツ 12時半 ⇒ ボオルダーAAAオフィス (113時半〜14時半) ⇒ ベストウェウスタン 15時15分 ◎モテル:ベストウェスタン シルバーサドル $89.10(AAAレート) 1Room 2クイーンサイズBeds ◎夕食:ハンバーグ、シーザーサラダ、フィッシュ&チップス、ビール他 $33(チップ込み) |
2日目 10月4日(水)晴 『エステスパーク → ロッキー山脈国立公園→ コロラド スプリングス』 走行距離 [238.5Miles] |
☆舗装道路世界最高地のドライブ、アスペンの黄葉を訪ねて☆
米国初日は時差ぼけの感覚も無く、7時頃に起床できた。うす曇で寒そうだ。
このモテルにはコンチネンタルブレックファストがついている。早速、いそいそと食堂に行ったものの疲労からか?頭がぜんぜん回らず、ワッフルの型鍋に注いだ液体をこぼしてテーブルを汚し、朝食の世話をしているヒスパニック系らしきオネーさんに仕方ないわね! とばかりに拭き取ってもらい挙句の果てはこれらの騒動でトースターに入れたパンが黒こげに! 自分の粗相なのでパンの黒いコゲをこそぎとって食べ、そそくさと食堂をあとにした。

いよいよ、トレイルリッジロードを走る
爽やかな秋風のエステスパークでしばし観光写真を撮ってエステスパークの町を10時20分に出発、フォールリバーヴィジターセンター
(Fall River Visitor Center)のゲートで$20を支払いロッキー山脈国立公園のトレイルリッジロードに入る。
麓はまだ見頃のアスペンが点在する。アスペンの黄葉は風に吹かれると陽光を受けた木全体の葉が一斉にそよいでキラキラと輝き見事な美しさだ。道は急坂になると遥か前方にはもう目の高さに雪をまとった山々が見えてくる。

ロッキーへの道
西側に回りこんだ道路脇に木道のビューポイントがある。遊歩道正面の遥か遠くには威風堂々としたロングスピーク(Longs Peak:標高4,345m)が周囲の山々を従え、重そうな雲の下に存在感を顕わしている。

ロングス・ピーク(4,345m)
暫く走るとフォレストキャニオン(Forest Canyon)展望台に到着、ここは少し広くなっており遊歩道の辺りからは周囲一面を見渡せる。それにしても相当な寒さである。観光客は皆、ウィンドブレーカやヤッケの完全武装、カーディガン姿の私は寒くてかなわない。また標高が既に3,500m近くなので早足で歩くと息が切れ、大口を開けて息をしないと苦しい。
次のロックカット(Rock Cut)には急坂の遊歩道があり相当、高いところまでいけるのでポンチョを着込んで歩いたが僅かな登りでも息が苦しいので展望台好きの僕も流石にギブアップした。

トレイルリッジロードのロックカット、
この先、舗装道路世界最高地(3,713m)
この道路には舗装道路で世界で一番高地にある(3,713m)地点があるが、目印がないので知らない内に通過したのは残念だった。この山岳道路の中心地、アルパインビジターセンターはこの時期、既に無人でトイレも閉まっていていた。

アルパインビジターセンター

トレイルリッジロードの中心地
アルパインビジターセンター前で
道はそこから一気に下っていき、グランドレイク(Grand lake)近くのゲートを過ぎると湖畔には別荘が点在しクルーザーらしきものも見える。

アスペンが美しいロッキーの麓
グランドレイク方面へ向かう道
レイクグランビー(Lake Granby)を左手に見てひたすら走るとUS40号線に入る。遥か遠くにロッキー山脈を望むフレイザー(Fraser)で昼食をとる。広場には星条旗とコロラド州旗が誇らしげにはためいている。この辺はロッキー山地のスキーリゾートらしく、次の町はなんと「ウィンターパーク(Winter Park)」、まるで日本人が命名したような町名だ。カーナビに従い次々と現れる表示とアナウンスでややこしいジャンクションも迷うことなく通過、やがてIS25に合流する。
コロラドスプリングスに近づくと郊外のオフィス群が現れるようになり、もう帰宅する車だろうか、道路がどんどん混んでくる。
今日からはモテルを予約していない。コロラドスプリングスの入口、ガーデンオブザゴッド(Garden of the Gods)近くのモテルを探したが暗くなったので一番近くのエコノロッジに泊まる。予想通り、部屋の内装は良いとは言えなかったが多少安いので我慢するか、、、
(データ) ◎エステスパーク 10時20分 ⇒ アルパインビジターセンター 12時30分 ⇒ フレイザー (14時30分〜45分) ⇒ コロラドスプリングス 17時45分 ◎モテル:エコノロッジ ガーデンオブザゴッド $59.95(AAAレート) 1Room 2ダブルサイズBeds ◎夕食:ハンバーグ、チキンナゲット、 $11 |
3日目 10月5日(木)晴 『コロラドスプリングス → サンタフェ → アルバカーキー』 走行距離[411Miles] |
☆緑豊かなコロラドの山地から、ニューメキシコの大地へ☆
ガーデンオブザゴッドの朝は見事な朝焼けでこれからのロングドライブを鼓舞するかのようだ。

ガーデンオブザゴッドの朝焼け
今回、最初のロングドライブなので6時半には起床し、美味そうでは無さそうだがブレックファストを食べた。今日はラッキーにも?失敗無しで食べ終えた。
エコノロッジを7時40分に出発、1分もしないでIS25に乗れるのは便利だ。今日はひたすらインターステートを走るだけなので事前に調べておいたレストエリアでの休息と、どこで昼食をとるかが、メインジョブになりそう。
フロントガラスにはあえなくも衝突して潰れた虫の残骸が散らばっている。プエブロ(Pueblo)、トリニダッド(Trinidad)を過ぎ、ニューメキシコ州に入る。

インターステート:IS25
レイトン(Raton)、そしてネバダ州の有名都市と同じ綴りのラスベガスを過ぎて更に走ると周りの建物が日干しレンガ(アドービ)造りになる。サンタフェに近づいた証拠だ。13時半にはサンタフェICを降りて暑い日差しの中、メキシカン風のファストフード店に入り昼食、ヨシが注文したチキンのフライは最高の味だった。店のお客さんは先住民風、若しくはヒスパニック系らしき人ばかり。
見慣れない東洋人の我々を見つめている男性がいて、ヨシは必要以上に警戒しバッグを手元に引き寄せたので、東洋人が珍しいから見てるだけだ、と諭す・・
サンタフェからまたIS25に乗り1時間も掛からずにアルバカーキーへ、アルバカーキーはニューメキシコ州の州都である。IS25を降りるとそこがオールドルート66であったセントラルアベニュー、歴史を感じるこの道路を東に進むと道路脇にルート66の名物モテルだったエルバド・モテルが見える。
そしてその先に宿泊しようと決めていたモントレーノンスモークモテルに15時前に到着した。質素だが粗末ではない一階建てのいかにも昔風のモテルらしい雰囲気だ。空きを聞いたら丁度、キャンセルが出たので宿泊OKだと言っていた。TAX込みで$80オーバーなので予想よりも高いので聞いたら、明日から恒例の国際バルーンフェスティバルがあるのでと言われ納得。

ルート66ダイナー(アルバカーキー)
3時半、ルート66探索の第一歩、「ルート66ダイナー」に行く。ネバーロストは確実に場所を示した。TVでみた憧れの建造物だったが中に入ると食事時間外なのか空いている。ウェイトレスも60年代の格好をしているものの椅子、テーブルが真新しく多少拍子抜けした。でもルート66の記念碑の一つともいえるお店なので早い夕食をとる。スープ、サラダ、そしてロードランナーといういかにも!という名称のサンドイッチ中心の料理をとる。
次にモントレーノンスモークモテルの近所のオールドタウンに行ってみる。1700年台初めから存在した町だそうだがスーベニールが殆どとなっている。それにしてもこれだけ観光客がいるのに東洋人も黒人も全く見かけない、メジャーな観光地では無いからなのだろうか、観光客はいてもアメリカ中南部は白人とヒスパニック系の人、そしてネイティブアメリカンの世界なのだろうか?

アルバカーキーのオールドタウンで

オールドタウン :アルバカーキー
さて今回のルート66探訪の前半のハイライトとも言えるナインマイルヒルに向かう。文字通り町の中心からオールドルート66を西に凡そ9マイル程、行った場所である。
ナインマイルヒルまでは真西に緩やかな坂を上って行くので時間的にまともにニューメキシコの落陽に向かって走るのだ。逆光なんていう穏やかなものではなく運転席のサンシェードを降ろしても太陽がぎらつき信号の色も見分けがつかないくらい、他の車の動きに合わせて坂道を登って行く。かなり登ったところが所謂、ビューポイントである。

この坂の途中、片側二車線の中央にあるセンターゾーンからから町を振り返るとリオグランデ川の向こうにアルバカーキーの町が横に長く横たわっている。その向こうには山並みが連なっている。ここの夕暮れ時の時間帯は素晴らしい!のひとこと、まだあまり知られていないルート66の名所なのである。



今まさにアルバカーキーはトワイライトゾーン、少しづつ西陽を浴びて赤紫色に染まりだした。折りしも南の中空には今まで気がつかなかった満月が輝きを増し、まるで町を見守っているようだ。町明かりは更に鮮やかさが際立ち、坂道を登って来る車は家路に帰るのか、道路脇を静かに通過して行く。
オールドルート66の夜の賑わいを見せるアルバカーキーは宝石のきらめきの中でいつまでも静かにたたずんでいた。
(データ) ◎ ガーデンオブザゴッド 7時40 ⇒ サンタフェ 13時30分⇒ アルバカーキ モンタレーノンスモーカーズモテル 14時50分 ◎モテル:モンタレーノンスモーカーズモテル $75.25(AAAレート) 1Room 2ダブルサイズBeds ◎夕食:サンドイッチ、スープ、サラダ、フライドチキン $16.2 |

(Mapの中の数字は宿泊した日付) (Map拡大)
このページのトップへ その2のページへ