寄稿 〜橋本さんのアメリカドライブ旅行(その2)〜

橋本さんのアメリカドライブ旅行(その2)

2006年アメリカドライブ旅行

その2(ニューメキシコ州、テキサス州、オクラホマ州

 アメリカ大陸のドライブ旅行は今回で5回目、今回の目的は以下の三つ。
@ ロッキー山脈国立公園でアスペンの黄葉を見て、舗装道路として世界一 の高地(標高3713m)のドライブ
A オールドルート66でまだ走破していない米国中央部のドライブ
B アメリカ音楽の聖地、メンフィスとナッシュビルでライヴに浸る

 ドライブルートはコロラド州から始まり、ニューメキシコ州、テキサス州、オクラホマ州 、アーカンソー州、そして最後にテネシー州を目指す。
 そしておまけのコンセプトとして、どうせ今回の訪問地域では美味しい食事にありつけない(米国で旅行者が良いレストランを見つけるのは至難の技?)と思われるのでコストーセーブも兼ねて食事にはお金を掛けない様にした。

 今回、AA(アメリカン航空)を利用、ダラスフォートワース空港はAAのハブ空港、広大な空港ビル間はスカイリンクというモノレールで連絡、違うビルなのにトランジット時間は1時間、デンバー行きに飛び乗ったときはフライト時刻を過ぎていた!

 今回の旅行ルートを Map に記入した。
                (Mapの中の数字は宿泊した日付)
4日目 10月6日(金)晴
  『アルバカーキー→サンタローザ→トゥクムカリ→アマリロ』
                 走行距離[322Miles]

☆ オールドルート66の心臓部をドライブ、
                  テキサスの夕陽は強い!☆


 モントレイ・ノンスモーカー・アルバカーキーから8時に出発した。モテルオーナーが言っていた今日から開始される世界最大の国際バルーンフェスタ向けの練習か、既にバルーンが数個上がっていた。今夕からが見どころなのでヨシは夕方までアルバカーキーにいたいといったが先が長いので断念して貰った。

 直ぐにIS40に乗らずオールドルート66であるセントラルアベニューを東へ進んだ。アルバカーキーの古い町並みをドライブすると往時のいかにも豊かなアメリカを髣髴させる建物を楽しめる。

     
      ルート66(セントラルアベニュー:
                   アルバカーキー)

 ひとしきり古い町並みを楽しんだ後、IS40に乗ってモリアティ(Moriarty)のトラックヤードで給油、朝食した。ここにはトラックドライバー向けの食事、ゲーム、シャワー等の施設が整っている。次から次へと大型トラックが入ってくるので嬉しくなった。

     
      トラックヤード(IS40のモリアティで)

     
       トラックヤード(IS40のモリアティで)

     
      車通りが頻繁なIS40(ニューメキシコ州)
  
 IS40をトゥクムカリ(Tucumcari)で降りて、ルート66に向かう。ここにはルート66の歴史的建造物のブルースワローモーテルがある。しかしモテル自体は営業していない様で、10年前にはルート66関連TVに出ていたオーナーのリリアン・レッドマン女史も高齢なので既に亡くなっているのだろう?

     
       ブルースワローモテル(トゥクムカリ)
 
 トゥクムカリにはチェーン店のサブウェイがあり、ここなら味が期待できると思い、サンドイッチのトッピングとして野菜の他にターキーとベーコンをオーダーすると温めるか?と聞くのでイエスと言ったが店員は首を傾げている。後ろに並んだ白人の紳士が同じくイエスと大きな声で言うとようやく暖めだした。僕の声が小さいから? プリーズとかゴーアヘッド、と言うべきだったのか?
 南部はヒアリングも大変だがこちらの発音も通じにくい?でも久々に美味しかったので満足した。再度IS40に乗って東へ向かう。

     
      片側一車線のルート66の右には片側2車線の
        IS40が(テキサス州パンハンドル地方)

  テキサス州に近づくとニューメキシコ州で見られたような小高い岡、潅木が減ってきて大平原の中を走るようになる。このあたりのインターステートを走る車は乗用車が殆どだろうと想像していたがそうではなくトラックやピックアップが多い。日本でも今にピックアップが流行するかも? 

 パンハンドル地方(まさにフライパンの柄のように割拠されたオクラホマ州と大テキサス州の北西部)のテキサス州入りエイドリアン(Adrian)を過ぎルート66への標識が見えると迷わずIS40から降り、片側一車線のルート66を走る。右側にはトラックが高速で飛ばしているIS40、こちらは木立の傍をノンビリと東へ向かう。暫くルート66のドライブを堪能してからIS40に乗る。アマリロ(Amarillo)に近づくと期待通り、右手の畑の中に変わったオブジェが見えてきた。ここが有名なキャディラックランチだ。IS40を降りて近づくと周りに何も無い畑の中にペンキでデコレートされた10台のキャディラックが斜めに突き刺さっている。同名のブルーススプリングスティーンの歌が聞こえてくれば最高だが・・・、今はただ畑の中を吹き抜ける午後の風音と直ぐ傍のIS40を走る車の音だけだ。ここは割合知られて入るものの観光地ではないようで土産物屋はおろか看板も無い場所なのだ。

     
       キャデラックランチ(アマリロ郊外)

     
       キャデラックランチ(アマリロ郊外)

 さていよいよテキサス州の北西部パンハンドル地方の中心地アマリロ、まだ 明るいが時間は17時を回っているはず。テキサスに入ると時間帯が1時間進んでいるためだ。AAAのツアーブックで探したコンフォート・インをネバーロストで指示して到着したところはなんと!何も無い草むらだけ、少し先に古ぼけた建物があったがそれかどうかも判らない。データベースをメンテしていないのだろう。改めて町の西側のIS40沿いモーテル群にあるクオリティ・イン&スイーツを指定、夕方ではあるが割合空いている街中へ向かい到着。それにしても日没前のテキサスの夕陽はなんという強さ! 真横に近い斜めから太陽がギラつき逆光走行の時はまともに進路を見られない。

 このモテル群の近辺はアルバートソンやラジオシャック等のショップがあって便利だ。夜食はIS40近辺で偶然見つけた中華料理店、バッフェが$10。海老チリや小籠包等が有りやはり東洋の料理は旨い。しかしこの店ではアルコールは置いていないと言う、これで3日間連続アルコール無し、ここは我慢のしどころかも?
(データ)
◎アルバカーキ 8時 ⇒ モリアティトラックヤード(8時50分〜
9時40分) ⇒ トゥクモカリ ブルースワローモテル・昼食(12時25分〜13時20分)⇒ キャディラックランチ(16時〜16時15分) ⇒ クオリティイン アマリロ
◎モテル:クオリティ イン&スイーツ アマリロ
                   $79.00AAAレート)
       1Room 2Beds
◎ 夕食:中華バッフェ、中華&ウーロン茶 $27(チップ込み)

5日目 10月7日(土)晴
 『アマリロ→マクリーン→クリントン→オクラホマシティ』
               走行距離[269Miles]

☆ オクラホマのルート66ミュージアムでマザーロードの
                    真髄に触れる!☆


 クオリティイン・アマリロを8時に出発、目の前のIIS40に乗って東へ、マクリーン(Mclean)で例の焦げ茶色のルート66への標識が現れたので早速、降りる。IS40に沿ってそのまま東へ走るが、分かれ道ではルート66かどうかの標識も無いのでシャムロック(Shamrock)を過ぎる辺りでは農道らしき道に迷い込んだ。しかしなんと、その辺りの広大な畠には一面の綿花が咲き誇っていた。綿花はふっくらしボリュームがあってとても柔らかくて気持ちが良い。

 いよいよIS40でオクラホマ州に入り、オクラホマ州のルート66の中心地エルクシティ(Elkcity)へ、ここはIS40にバイパスされた町では珍しく見事に観光地となっている。車の往来も多く、町の真ん中にルート66ミュージアムを見つけたがトランスポーテーション・ミュージアムの看板なのでここは観光用に作られた施設だろう。町では丁度お祭りらしく傍の公園広場でノミの市が開かれており、雑多な日用品があちこちに拡げられている。公園ではカイトをあげており、のんびりした田舎町の風情が感じられた。

     
        昔の街並の再現(エルクシティ)

 次は本物のルート66ミュージアムのあるクリントン(Clinton)に行く。建物の前のポールにはイリノイからカルフォルニア迄のルート66が通っていた州の旗が並んではためいている。ぽつぽつと観光客がやってくるが決して混雑はしていない。中は予想通りルート66の記念シーンの陳列、道路開設当時の写真、クラシックカー等が数多く陳列されていた。特にシックスティシクサーズ(ルート66を愛する人達)にとってスタジオで放映していたルート66開設当時から今日までのノンフィクション映画は素晴らしかった。開通当時のマザーロードとしての華やかさ、スタインベックの「怒りの葡萄」で有名な砂嵐からの逃亡ルート、そしてIS40開通によってその役割を果たしヒストリックルートとしての存在となった今日のルート66が見事に表現されていて感銘した。

     
        ルート66ミュージアム(クリントン)

     
        ルート66ミュージアム(クリントン)
              
     
       ルート66ミュージアム(クリントン)

 オクラホマシティではラ・キンタインを探して予約を試みた。ここは名の通り?ヒスパニック系の客が多く、チェックイン受付もノンビリしていてせっかちな日本人には合わないかも?部屋はリニューアルしたらしく汚くは無いが作りが雑な感じで狭く、壁の電源コンセントなんかグラグラでプラグを差し込んだら
外れるし、今にも漏電しそうな感じ。今夜はレストランで食べる気もしないので車で2,3分の巨大なウオールマートに行ってピザ、シュリンプ、手羽、コールスロー等を買いこんで部屋で食べた。しかしこういうときに限って部屋に椅子がない。しょうがなく電話デスクをツインのベッドの間に運んでその机上での夕食を食べることになった。でもウォールマートで買った禁酒3日後のビールの味はご機嫌だった。
(データ)
◎アマリロ 9時 ⇒ マクリーン(10時30分)⇒ エルクシティ・昼食(12時35分〜14時45分)⇒ クリントン(15時30分〜16時30分) ⇒ ラ・キンタイン オクラホマ(18時)
◎モテル:ラ・キンタ イン&スイーツ オクラホマ
                    $62.10AAAレート)
        1Room 2Beds
◎夕食:部屋食

 

       (Mapの中の数字は宿泊した日付) (Map拡大)
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