つちもち学級 小旅行記 宮崎・大分・長崎の旅行記〜

宮崎・大分・長崎の旅行記

長崎観光・浦上天主堂・山王神社・長崎の夜景観賞

 次は、浦上天主堂、山王神社、路面電車で「公会堂前」で乗り換え「思案橋」で下車し、浜勝で夕食をする。一度ホテルに戻り、例のグラバースカイロードと垂直エレベータを使って長崎の夜景を観賞した。

マップ

 観光した場所をポイントしています。ご覧ください。

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浦上天主堂

 浦上は長崎の北に位置する農村であり、キリスト教の日本伝来よりカトリック信者の多い土地であった。そのため江戸時代における異教禁制による隠れキリシタンの摘発も数回なされた土地であった。 鎖国解消に伴う長崎開港で、欧米人が長崎港の南の東山手・南山手に居住区を作り、その一角に1864年(元治元年)に大浦天主堂が造られた。それを知った浦上の住民は大浦に赴任した司祭(神父)ベルナール・プティジャンに密会して信仰を告白し、それがきっかけとなって社会へのカトリック信仰の顕在化が行われた。しかし明治政府も当初は江戸幕府と同様にキリスト教禁制を維持し、欧米政府からの反対を押し切って弾圧に踏み切り(浦上四番崩れ)、浦上の住民は各地に配流された。禁制解消後、半分近くまで減った信者が浦上の地へ戻り、1879年(明治12年)に小聖堂を築いたのが浦上教会の発端であった。その後、大浦天主堂から専任の神父が来て、翌年に浦上村の庄屋の跡地を買い取り、現在の地に移転した。(浦上教会-Wikipedia サイトより)
浦上天主堂 被爆した石像
被爆したマリア像 切支丹が座らされた拷問石

山王神社

 1638年(寛永15年)、島原の乱の鎮圧のため長崎に赴いた松平信綱が、浦上街道(長崎街道の脇道)沿いのこの地を通りがかった際、「景色が近江の比叡山に似ており、地名も坂本である。山王権現を観請してはどうか」と、長崎代官の末次平蔵に語ったことから、創建されたと伝わる。
 山王神社(さんのうじんじゃ)は、長崎県長崎市坂本にある神社。山王日吉神社(さんのうひよしじんじゃ)、浦上皇大神宮(うらかみこうだいじんぐう)とも呼ばれる。長崎市への原子爆弾投下で片方の柱が吹き飛んだ一本柱鳥居(二の鳥居、片足鳥居)や、熱線により裸同然となりながらも、豊かな緑を取り戻した被爆クスノキで有名。(山王神社-長崎市 Wikipedia サイトより) 
一本柱鳥居は山王神社二の鳥居で片方の柱は爆風の為、倒壊している。 倒壊した鳥居
 山王神社境内入り口にある2本の大楠。向かって左側の楠の木の胸高幹囲は約8.2m、右側のは約6m。
 原爆の爆風で主幹の上部は折れ、熱線で幹肌は焼けて、一時は全く落葉して枯木同然になりましたが、生き残り次第に樹勢を盛り返しました。
 この石は平成18年(2006年)山王神社 被爆樹の木の2度目の治療のときに、右側の個の空洞の中から取り出されたのです。

 今晩の夕食は、長崎名物卓袱(しっぽく)にする。思案橋電停の近くにある”浜勝”に向かう。電車は、公会堂前電停で乗り換える。丁度、公会堂前電停にカステラ元祖 松翁軒があったので、カステラを買った。

カステラ元祖 松翁軒

松翁軒は天和元年(1681年)、江戸中期に山口屋貞助が創業。その後歴代、菓子づくり一筋に精進を重ねて三百年。長崎の歴史とともに歩んできた、カステラづくりの老舗です。

長崎独特の料理卓袱(しっぽく)

 卓袱料理(しっぽくりょうり)とは、中国料理や西欧料理が日本化した宴会料理の一種。長崎市を発祥の地とし、大皿に盛られたコース料理を、円卓を囲んで味わう形式をもつ。和食、中華、洋食(主に出島に商館を構えた阿蘭陀、すなわちオランダ)の要素が互いに交じり合っていることから、和華蘭料理(わからんりょうり)とも評される。(卓袱料理-Wikipedia サイトより)
お鰭(おひれ)
「長崎卓子料理」の特徴として、先ずはじめに「お鰭(おひれ)」という吸物が出ます。これが出ると、主人 役がお客様に「おひれをどうぞ」と挨拶を致します。それがすんでそこで始めて宴がはじまるのです。主人 の招待の挨拶、ご答辞、その他もすべて「おひれ」のあと、このへんが普通と違うところです。 お客様には最初、卓の上にお一人様に取り皿二枚、箸、トンスイ(陶器のサジ)が配られています。二枚の小皿で始め から終わりまで全部の料理を食べわけるならわしですが、 こだわることはありません。 「おひれ」というのは、お客様一人に魚一匹を使いました、という熱烈歓迎の気持ちがこめられています。(長崎卓袱料理 サイトより)

卓袱の意味もあまり理解していない上に、注文の仕方も分からず、一人卓袱になってしまった、残念!

長崎卓袱 浜勝

長崎の夜景

 浜勝から一度、ホテルに戻り、稲佐山のロープウェイで、長崎の夜景を観賞に行く予定だったが、あいにくの雨なので止めにした。 代わりにグラバースカイロードと垂直エレベータで上った辺りで夜景を見ることにした。
朝の風景
長崎の夜景、ここで十分です!

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(旅行日 2011.05.26〜30)